Googleの検索件数とビットコインの価格には相関性がある!?
元記事
アメリカでどれぐらい”仮想通貨”が検索されているのか
ここ1年間でのcryptocurrency関連の検索数は
1億2000万件
その中のビットコイン関連の検索数(例えばbitocoin,bitcoin price, bitcoin value)は
5140万件
そして
この1年間の検索数と、ビットコインの価格には連動性が
91%あることが判明いたしました。
ビットコインが上昇していくにつれて
人々はよりエキサイティングになって
多くの人が検索をします。
ビットコインの検索数は2017年の4月から4.5倍になっています。
この発表では価格と検索数の相関性は見られたものの、
残念なことにビットコインと$レートに関しては
予測や過去分析はされていませんでした。
今回の記事に対しての反応は
Correlation is broken cause Bitcoin is already mainstream and no need to search in google
— Lazar Mateev (@LM_22) 2017年9月22日
相関性は崩れている。もうBitcoinはメインストリームだし、検索する必要なくなってきているんだから。
Well the important question is: is google leading or lagging. My estimate is the latter...
— Eskalier (@Eskalier1) 2017年9月22日
Googleが先行しているのか、遅行しているのか。私は後者だと思う。
yeah but the current search is "how to short bitcoin"
— Kamil Chomatek (@KChomatek) 2017年9月22日
確かにね。でも、最近の検索は「どうやってビットコインを売るか」だろ。
と冷静。
まだ判断材料としては弱いと感じます。
株でいえば、
新車発表がある→検索数が多く伸びる→販売は好調と予想する→株を買う
というフローが考えられます。
実際このような方法でビッグデータを活用した投資もあります。
Bitcoinではその活用方法はそれほど有効とはいえません。
ただし、検索=興味でしょうから検索が増えることは
Bitcoinにとっては良いことです。
発表によると、
イーサリアムや、ほかの暗号通貨についても同様のことがいえる
ということでした。
イーサリアム検索動向を調べてみた
ではGoogle Trendsを使って調べてみましょう。
Google Trendsは人気急上昇ワードや、ある単語がどれぐらい検索されているかを見るツールです。
その単語と加えて何の単語が調べられているのか
資格化することが無料でできるため
ブログのSEO対策やタイトルを決める際に使っている人が多いです。
まず9/16までのデータでBitcoinを調べます。
縦軸は検索数ではなく検索インタレストです。
Google独自の指標ですが、詳細の説明はここでは割愛いたします。
検索がどれだけされたかと考えて頂ければいいです。
検索インタレストが一番が多い時を100として一定期間の割合の推移がこのグラフです。
9/10-9/16が過去の中では1番多いということになります。
検索がどの地域から多いのかというと
ナイジェリア!!
自国通貨を信用しておらず、貨幣価値の下落に対するヘッジとして
ナイジェリアではBitcoinを保有する人が多いですからね。
検索国上位が新興国というのは面白い。
私個人としてはインドが同じようになったら面白いなと思っています。
銀行の普及率は未だ低く、人口が世界一になる国ですから
インド人がBitcoinへの関心を盛り始めることを期待しています。
ではBitcoinに対してイーサリアムはどうでしょう。
単独でみてみると
6/11-6/17が最も大きくなっています。
確かに価格もその頃高値をつけています。
その後、検索インタレストは下落しているものの
もう一度9月初めに高値をトライしているため
それほど相関性があるとはいえません。
Rippleの検索動向を調べてみた
一番検索インタレストが多いのが8/20-8/26です。
この時はこのカウントダウンがあった時です。
3 days of mind-blowing #content and #speakers pic.twitter.com/NdU4h4cyOu
— Ripple (@Ripple) 2017年8月21日
検索インタレストは多かったものの
前回の高値は超えられず。。。
カウントダウンがあったtweetの際に
韓国で何かローンチされるのではという期待がありました。
韓国からの検索と買いが多くあります。
上昇には、韓国以外の検索と資金流入がほしいところです。
Rippleは決済通貨としての利便性はNO.1と期待もされていますから
今後の事業拡大と提携が増えることが上昇には必要でしょう。
検索インタレストから考えるLitecoinへの期待
時価総額3位Bitcoin Cash、4位Ripple、5位Dash、6位Litecoin、7位NEM
を比較してみます。
Dashという単語はすでに突進するという意味で単語が存在するため
Dashで調べると比較ができません。
そのため「それぞれのcoin名+price」で調べてみます。
Ripple price, Bitcoin Cash price, Dash price, Litecoin price, NEM price - Google トレンド
緑のラインLiteCoinへの検索インタレストはRippleに比べても遜色ないです。
今年もすでに期待できる良い材料の発表がありました。
①LitecoinがSegwitをBitcoinよりも先に適用
②開発者のチャーリー・リーがLitecoinの開発に専念すると発表
③Bitcoinのセキュリティサービス大手、BitGo社がLitecoinにサポートを提供
④アメリカの取引所Bitstampにて取引可能となった
特にsegwitの適用は大きなニュースで
これにより時価総額が10倍ほどになりました。
Litecoin (LTC) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
4月にライトコイン財団をシンガポールで設立したことが
しかし、通貨別では
韓国ウォンが多いです。
取引所別でも韓国のButhumbが37.9%を占めています。
しかし、
検索インタレストの多さ、国の構成を見ると
Litecoinには非常に期待が持てるのではないかと今回の検証では感じます。
まとめ
「検索インタレストが多ければ買い」ということはおすすめしません。
しかし、国別、通貨別なども含めて相対的にどうなのかを
検証することで判断材料とすることは良い方法と思います。
今後、他の通貨も検証のもと期待できるものが見つかったら
記事にしていこうと思います。